■ ブログ記事第一号 2012年1月5日

成功するバックアップ バックアッププランを立てる①


新年明けましておめでとうございます。

昨年は、Zmanda Cloud Backupの日本語版リリースをはじめ、日本への本格的なマーケット進出と、新しい可能性に挑戦した年でもありました。本年も、社員一同、サービス及び製品向上のために、頑張っていきますので、皆様の引き続き変わらぬ、ご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

実は、このブログは、Zmanda初の日本語での投稿になります。今年は、ブログやオンラインセミナーなど、製品に関する情報だけでなく、バックアップ業界を代表する企業として、バックアップ全般についての役立つ情報を皆様にお伝えしたいと考えておりますので、乞うご期待下さいませ。

さて、第一回目のブログの内容は、バックアップを考案する際に、最も大切なポイントとなる、バックアップの計画方法についてお話したいと思います。基本的に何かをもの作りを始める際に、一番に考えなければならないのは、「最終的にどんなものが作りたいのか」です。最終目標を決め、そこから「どのような手順を組むべきか」や、「どのような技術や物資が必要か」を考える必要が出てきます。バックアップも一緒で、まず初めに、バックアップの根本的な目的である、「復元するデータの優先度」を計算すると良いでしょう。データの優先度は、大きく3つに分類することができます。

①最優先データ : これがなければ、ビジネスを継続することができないようなデータ
②中優先データ : ビジネスのパフォーマンスを良好且つ効率的に行うためのデータ
③低優先データ : 過去のデータなど、履歴として必要なデータ

例えば、最優先データとして、システム状態のバックアップが挙げられます。万が一、災害などによりサーバーが壊滅的なダメージを受けてしまった場合、システム状態のバックアップデータがクラウド上にあれば、迅速にダメージを受けたサーバーのシステムデータを、他マシンに復元することができます。特に、AmazonS3にバックアップデータを保存しておくと、他マシンとして、同じリージョン内(同データセンター内)にあるAmazonEC2のインスタンスを立ち上げ、復元作業を行うことで、簡単に素早くビジネスを再開することができます。これは、顧客情報を含むデータベースなども含むことができるでしょう。

中優先データは、重要なデータではあるけれども、最優先データほど、迅速なデータ復旧は要求されないようなものが当てはまります。例えば、ソフトウェアを販売する企業のような場合、コードが書かれたファイルなどを指します。こういったデータは、確かにビジネスを再開するのに重要ではあるものの、災害時の数時間後に必要になるようなデータではないため、②の中優先データに振り分けることができます。

低優先データは、過去の履歴データなど、ビジネスには必要であるものの、このデータなしでも営業することができるものを指します。

データの優先度を明確にした後は、ZCBを利用して簡単にバックアップを開始することができます。15分以内に完了可能なZmanda Cloud Backupをマシンへインストールし、バックアップセットを作成します。ここでは、まず最初に、最優先データであるシステムデータのバックアップセットを作成します。

その後、ドロップダウンより、”System State”を選択し、クラウド証明書をインポートし、クラウドの場所を選択してください。

圧縮率や暗号化、SSL接続をオプションで選ぶことができます。圧縮率を高く設定することで、データを縮小し、ストレージと転送料金を抑えることができますが、その分、復元時(データ解凍時)に時間がかかることに注意してください。

全ての設定が終了後、バックアップを保存してください。また、データベースやアプリケーションもドロップダウンより選択し、バックアップを簡単に開始することができます。

中重要データといった、ファイルも同じ様に、ドロップダウンより”File System”を選択し、システム状態のバックアップと同様に、設定を行ってください。復元時に多少の時間がかかっても構わないような場合は、高圧縮に設定することで、料金を抑えることができます。

ZCBは、初期設定料金$5と日割り計算の月額使用料$5から始められるクラウドバックアップソフトウェアです。また、25GBの無料使用枠がある今なら、よりお気軽にクラウドへのバックアップをお試しするチャンスです。

また、今月17日はより詳しいバックアップのコツを発信するオンラインセミナーを開催予定です。詳細につきましては、こちらのリンクをご訪問下さい。またこのブログや製品に関する、ご質問やご相談は、下記にコメントを残していただくか、info@zmanda.jpまでお問い合わせ下さいませ。

昨年は、何かと天災の多かった一年、今年こそは安全で平和に過ごせますよう祈るものの、確実で信頼できるバックアップを取ることで、万が一に備えることも大切です。

著者: Zmanda クラウドバックアップエンジニア 犬山奈穂
メインページへ戻る
blog comments powered by Disqus
 
使用条件 | プライバシーポリシー     Copyright © Zmanda, Inc. All rights reserved. Translated by Accutechs Co., LTD.